前戯といえば、性器を真っ先に想像する人が多いでしょう。しかし、前戯のときにクリトリスや膣にしか触れないというのは、とても味気ないことだと思いませんか?男性だってベッドインしていきなりペニスに触れられると、なんとなく気がそがれ、シラけてしまうといいます。自分が性欲を感じ、すでに身体の準備か整ってるからといって、いきなり性器に手を伸ばすのは、いかにも無粋ですよね。彼女から愛情を疑われても仕方かないかもしれません。

特に女性の場合、性器そのものよりも全身へのタッチで性的興奮のスイッチが入る傾向があります。裏を返せば、それは彼女かあなたの全身に触れたがっているということでもあります。まずはお互いの身体にまんべんなく触れ合うことから始めてください。気かが早くて、どうしてもすぐに乳房や性器に触れたくなってしまうのなら、まずはお互い服を脱がずに触れ合うことから始めましよう。

服の上だからといって、ここでもいきなり性器に触れるのはダメです。最初は、服を着ている状能でも肌が見えている部分から愛撫します。耳たぶやうなじなど、感じる場所はたくさんありますよ。続いて、ふたりとも服を脱いで下着だけになってください。そうすると、直接肌に触れられる範囲はもっと増えますね。あらわになった彼女の太ももの内側やおへその周りが、無防備な状態であなたの愛撫を待っています。背中も、二の腕も、わきの下も、愛情をもって触れられれば性感帯になるのです。このように進めていくと、乳房や性器に触れるのはおのずと後回しになりますよね。

ポイントは、大きな快感を得られる場所ほど後に回すこと。上手に焦らすほど、性器に触れたとき、そして挿入したときの快感は大きなものになります。彼女の身体は煮込み判理のようなもの、と考えてみるのはどうでしよう。とろ火でじっくり火にかけるほど、おいしく仕上がります。

この段階で性感帯にとらわれすぎる必要はありません。「性感帯ではないから」「感度がにぶいから」という理山で触れないのは、もったいないこと。髪の毛や爪など、神経がまったくないところだって、あなたに触れられれば彼女はうれしいものなのです。

男性にしても、彼女を好きという気持ちがあれば、自然にいろんなところに触れたいと思うはず。そんな気持ちのおもむくままに愛撫していいのです。指先でそっとなぞる、濡れた唇や舌を這わせる、歯を立てる、ときにはアダルトグッズを使ってみるなど、愛撫の仕方はいくらでもあります。どんなふうにアプローチしていくかは自由ですが、前戯の時間を充実させるために忘れてはいけないルールがひとつあります。

それは、彼女の反応を見ること。乳房なり性器なり、愛撫するときに彼女の身体にむしゃぶりついてしまったことはありませんか?パーツばかり見ていては、彼女か感じているかいないかを把握できるはずかありません。

では、どこを見ればいいのでしようか?答えは、顔です。愛情があふれるあまり彼女の身体に夢中になってしまうのも、とてもすてきなことではありますが、あまりスマートではありませんね。頭のなかにちょっとした余裕や、冷静な部分も残しておいてください。そして彼女の顔、表情を観察するのです。そこからは、たくさんの情報か得られます。

たとえば、頬がほんのり紅していたり、切なげに眉間にしわを寄せていたり・・・。女性ひとりひとり特有の、感じているサインか必ずあるからです。ますはそうしたサインを見極められるようになり、彼女かどうやらあまり感じていないようだと判断したなら、愛撫の仕方を変えたり、どうしてほしいのか彼女に直接尋ねてみたり、対策を考えましよう。

こうして身体のいたるところに触れた結果、彼女が快感に酔いはじめたら、お待ちかね、下着を脱がせるタイミングです。乳房や性器など、彼女の敏感な部分への愛撫を始めましょう!