男性にとって膣というのは、ミステリアスな場所のようですね。目で見て確認できる、指などで触れてみても構造がいまひとつよくわからない、おまけに女性が快感の真っただ中にいるときは刻々と形が変わるので、なんだか実態がつかめない。多くの男性が持ついわゆる。名器への憧れも、おそらくはこうした神秘的なイメージから生まれたものでしょう。


名器の定義というのは特になく、男性を悦ばせる構造をした膣のことをまとめてそう呼びます。膣壁に細かいヒダがうねうねとはっている、ミミズ千匹。膣全体につぶつぶとした、細かい突起のようなものがある「カズノコ天井」。などがその代表とされています。

なるほど、ペニスを挿入すると気持ちよさそうですね。非常に珍しいモノとされ、まるで都市伝説のように語り継がれていますが、何を隠そう、産婦人科医である私は正真正銘の名器に出会ったことがあるのです。

それは診察のために、ある女性患者の膣内に指を挿入したときでした。通常だと膣壁にはぼこぼことした凹凸があるはずなのに、この女性の場合はびっくり、粒状のヒダが膣壁を覆い、ざらざらとした感触が医療用のゴム手袋を通してもはっきりと伝わってくるのです。ウワサに聞くカズノコ天井そのものでした。

こうした経験は、私がこれまで何万人という女性の膣を見てきたなかで、たった一度だけです。名器とは、それだけ希有な存在ということでしょう。ただし、名器だからといって、そこに挿入した男性のペニスか必ず気持ちよくなるとは限りません。むしろ、膣の筋肉が熱いヒダのようになってペニスにからみつき、精液を搾り取るほうが、男性にとっては魅力的てす。俗にいう「締りの良い」膣です。

女性が感じると膣は充血して、入口側3分の1がぼってりとふくらみます。これが「締まる」という現象です。彼女が感じれば感じるほど膣は締まりますが、これには骨盤底筋という筋肉が大きく関係しています。そして個人差はあるものの、この筋肉は、腕や足の筋肉同様、鍛えることができます。簡単な運動を彼女が毎日繰り返せば、真の名器になることも夢ではありません。ふたりのセックスを充実させるために、あなたから提案するのもいいかもしれませんよ。